赤色が差す

f:id:uminu:20181115232219j:plain

TAT - SHAREYDVA - シャレドワカラー

味気ない爪に真っ赤なポリッシュを二度に分けて重ね塗りするたびにわたしの指先が陽気になるのを感じる。シャレドワのポリッシュはサラリとした液体が吸い付くように爪に載って、安いものではありえない速さで乾いてくれる。この赤はわたし自身の熱量に変換されて、あらゆるモチベーションの基礎になる。たとえばこんなふうに記事のひとつでも書こうかしらいう意欲を掻き立ててくれたり。ベッドの限界まで切った短い爪にポツリと色づけられたものもかわいらしいし、丁寧に伸ばして整えられた長めの爪にがっつり塗っても手が美しく見えて良い。赤という色を使うたび、この色が人間の血液の色であることに感心する。赤色に生かされているのだと実感するのだ。